2008年12月25日

読解力に関する調査結果 - PISA 2006 Executive Summary 日本語訳&要約

今回は、PISA2006年度の結果(PISA 2006 results- Executive summary)の46〜54ページまでの読解力と数学的リテラシーに関する調査の結果をみていきます。


読解力


PISAでは、読解力リテラシーを「生徒が日常生活で出会う文章情報を用いる能力」と定義しています。(この調査で、読解力はreadではなく、useに重点をおかれていることに注意。)この読解力について、成績はレベル1以下〜レベル5に区分されました。
日本は498ポイントで15位となりました。


dokkai.bmp



PISA2000との比較

PISA2000では読解力を中心に調査が行われたため、2006年度の読解力の結果と比較をしてみると、OECD加盟国中で、大差は見られませんでした。読解力の成績を上げるべく、1995年と2004年の間にOECD加盟国中で、小学校と中等学校の出費は36%増加し、2000年と2004年の間では、小学校と中等学校の出費は平均で22%増加しました。出費を増加した国の中でも、韓国、ポーランド、チリ、リヒテンシュタイン、インドネシア、ラトビア、香港で読解力の成績の伸びが大きく見られました。特に、韓国は、PISA2000と比較して平均点で31ポイント成績を伸ばし、レベル5に達した生徒も各国の中で一番多い結果となりました。ただし、韓国の結果は、主に成績の高い高レベルの生徒の能力を伸ばすことで生み出されたもので、成績の低い生徒の割合はPISA2000と変わっていません。
PISA2000と比較して成績が下がった国は、日本、スペイン、アイスランド、ノルウェー、イタリア、フランス、オーストラリア、ギリシャなどです。日本はOECD平均点を上回ったものの、高レベルに達した生徒の割合がわずかに減り、低レベルに達した生徒の割合が大幅に増えました。日本はPISA2000で522ポイントの8位、PISA2003で498ポイントの14位でした。レベル2は、読解力の基礎レベルのラインと考えられていますが、OECDでは80%、日本は82%の生徒がレベル2以上の成績を修めました。


dokkairanking.bmp



男女の成績差異

読解力では、男子生徒より女子生徒のほうが成績は良く、OECDの平均では38ポイント、日本の場合31ポイント女子生徒が成績を上回りました。


数学的リテラシーに続く

(Written by Sukekawa)
posted by ideamix at 14:54| 教育像の探求 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。